身体機能の衰えにあわせたリフォームとは
年を重ねると身体がだんだん動きづらくなってきます。
膝が痛くなり階段の上り下りが出来なくなり、外出も億劫になり家の中でも動くことなく一日中座ってテレビを見るだけの生活になっていきます。
こう考えてしまうと、長年働いた会社を定年退職して自由な時間が出来ても、生きる希望なく毎日を過ごすことになってしまいます。
これから始まるシニアライフを第2の人生として、楽しく充実した気持ちで送るために、バリアフリーリフォームはよいきっかけとなります。
バリアフリーリフォームは、身体機能の衰えに対応出来るよう、室内に手すりをつけることや、浴槽の高さを調節して入りやすくすること、玄関外から道路までにあった階段をなくしてスロープにすることなどの工事を行います。
子供が独立し空いた部屋の壁を取り除き、広いスペースを確保して介護用ベッドがおけるようにする準備なども行います。
日本の一戸建て住宅は、元々狭い敷地に建てられており充分なスペースがないので、居住者の年齢や健康状態、家族環境の変化にあわせて、室内の設計変更をすることでより快適に暮らし続けることが出来ます。
リフォームは計画性を持って
このようなバリアフリーリフォームは、家全体のメンテナンスもあわせて行うことで、今住んでいる家を長く保ちながら、より快適な生活を送ることが出来る様になります。
ですから、家を買ったら数十年後にリフォームを行うことを予定に入れて資金も準備しておくことが大切です。
マンション暮らしだと、管理費や修繕積立金を払えば、必要な時期に修繕を行ってくれますが、一戸建ての持ち家なら、屋根や外壁の修繕や水道、風呂の設備取替えなど、自分で全てのメンテナンス計画を立てなくてはなりません。
費用もまとまると高額になるので、気が重くなりますが、屋根の雨漏りやガス漏れといった事故にならないためにもリフォーム計画と資金準備は少しずつすすめていきましょう。